創造連携センター先端技術研修を実施しました

12月6日(金)、京丹後キャンパスにおいて、創造連携センター先端技術研修「組み込み系Linux画像処理」技術講習会を実施しました。
組み込み系Linuxは、TRONなどのRTOSが持つ軽快さとWindowsなどの汎用OSが持つ豊富な開発環境の、両方の利点を持ちあわせています。近年、安価なマイコンボードでもLinuxが動作可能になり、グラフィックを含む潤沢なライブラリを活用できるようになりました。例えば、従来のメカニカルスイッチやランプはタッチパネル液晶付Linuxマイコンボードに置き換えられつつあります。さらには、プロセッサの性能向上によって、画像処理など従来はPCが担ってきた用途への活用も期待されています。
本講習会には企業技術者など社会人8名の方々の参加がありました。講師を務めた情報工学部門 福澤理行准教授から物体検知や外観検査など生産現場で求められる画像処理・画像認識の手法について基礎から丁寧に解説があり、画像処理ライブラリOpenCVを用いたアプリケーションの設計と実装やARM Linuxにおける開発について、実習が行われました。

講習会の様子 講習会の様子
講習会の様子