創造連携センター先端技術研修を実施しました

 7月4日(金)、京丹後キャンパスにおいて、創造連携センター先端技術研修「組み込み系Linuxカーネル構築」技術講習会を実施しました。
 組み込み系Linuxは、TRONなどのRTOSが持つ軽快さと、Windowsなどの汎用OSが持つ豊富な開発環境の両方の利点を持ちます。近年、安価なマイコンボードでもLinuxが動作可能になり、グラフィックを含む潤沢なライブラリを活用できるようになりました。例えば、タッチパネル液晶付Linuxマイコンボードが、従来のメカニカルスイッチやランプを置き換えつつあり、安価で柔軟な「部品」として有効性が高まっています。
 本講習会には、企業技術者など社会人8名の方々が参加されました。情報工学部門福澤理行准教授が講師を務め、ARM Linuxのブートプロセスの構造について基礎から平易に解説し、用途に応じたカスタムカーネルやブートイメージの構築手法について実習を行いました。

講習の様子 講習の様子
講習の様子