KIT男女共同参画推進センター第7回セミナー 「未来を創る理系のキャリアデザイン―その多様性と可能性」 を開催しました

平成26年11月11日、本学60周年記念館2階大セミナー室にて、KIT男女共同参画推進センター第7回セミナー「未来を創る理系のキャリアデザイン―その多様性と可能性」を開催しました。

このセミナーは、本学で平成22年度より実施している「男女共同参画社会を実現するための教育プログラム」との共同企画で、理系の仕事やキャリアデザイン、仕事と生活の両立(ワークライ フバランス)をテーマに、企業や研究機関等で働く先輩女性の実経験を伺いました。

森迫清貴センター長の開会の挨拶に続き、パナソニック株式会社・先端研究本部長の山田由佳氏から、「“できる”を“できた”に・・・その感動がやみつきに」と題して講演いただきました。仕事と生活を両立させながら、まだ世に出ていない商品につながる新技術を 「創造」することをミッションに、研究生活に打ち込む日々。失敗を恐れず、「できた」ときの感動、快感を味わう醍醐味にやみつきになりながら、若いメンバーとともにチャレンジする研究姿勢を伺いました。

次に、「人と技術のやさしい未来―志による社会変革」と題して、同志社大学大学院教授で株式会社ユーディット(情報のユニバーサルデザイン研究所)会長の関根千佳氏に講演いただきました。社会は多様な年代・状況の人々で構成されていて、多様なニーズをもつ人がいます。誰もが使いやすい、暮らしやすいICTデザイン・ユニバーサルデザインは、子どもや高齢者、障がい者などが生活していて「困った」、「わからない」の視点(ニーズ)が大きなイノベーションに結び付いていくことを改めてお伝えいただきました。

最後に、電子システム工学部門教授・学長補佐の大柴小枝子先生から閉会の挨拶があり、セミナーは終了しました。セミナー終了後には隣室にて交流会を行い、講師の方と研究やキャリア形成、ワークライフバランスなどについて気軽に意見交換を行いました。

参加者アンケートでは、9割近い方が「参考になった。」と回答し、「エネルギーのサスティナビリティ、ICTを活用したイノベーションに、今後の活力を感じた。」、「自分も来年から社会に出るので、今回のセミナーで身が引き締まった。」、「自分の発想にない考えを聞くことができて大変参考になった。」など、多数の感想が寄せられました。

  • 開会の挨拶を行う森迫センター長開会の挨拶を行う森迫センター長
  • セミナーの様子セミナーの様子
  • 講師(前列左から3人目:関根千佳氏、右隣:山田由佳氏)を囲むセミナー参加者講師(前列左から3人目:関根千佳氏、右隣:山田由佳氏)を囲むセミナー参加者