第1回台日大学学長フォーラムにて学長が発表しました

平成28年5月12日、台湾・台南市の国立成功大学にて「第1回台湾・日本大学学長フォーラム」が開催され、本学から古山学長と森本副学長・国際センター長が出席しました。

同フォーラムは「グローバル化時代における台日の大学の挑戦(Globalization and the Challenges Confronting Universities in Taiwan and Japan)」をテーマとし、台湾からは73校、日本からは66大学が参加する大規模なものとなりました。本学の古山学長は第1セッションに登壇し、「スーパーグローバル大学創成支援」事業等を通じて本学が積極的に推進している国際展開策やカリキュラム改革、ならびに人材のグローバル化策についてプレゼンテーションしました。

続く5月13日は、科技部南部科学工業園区管理局とカイザー製薬Biotanico社を訪問しました。科技部南部科学工業園区管理局では、Chin-Tsang Ho 副局長より、光電気、精密機械、集積回路、バイオ、IT関連産業に早くから集中する戦略をとったこと、国内外の大手企業の進出が現在も相次いでおり累計約200社に達したこと、2015年の売上げ高は5000億元(1.5兆円)を突破し優れた投資環境にあるとのことなどの説明がありました。また、人材育成のために大学で特別講義を行ったり、就業者のスキルアップのための講座を開設したり、イノベーション創出のための様々な仕掛けを駆使しているということでした。質疑応答では、古山学長が日本企業の進出状況やインターンシップの可能性などについて質問し、活発かつ有意な情報交換がなされました。

Biotanico社ではEmogene Huangマネージャーより、天然ハーブを使用した伝統的な中国医学に基づく、ハーブサプリメント、ハンドクリーム、ハーブティーバッグや栄養補助食品の開発を行っている旨の説明がありました。また、当社は炭素排出量と環境廃棄物を低減するための基準を満たしているとのことでした。全体説明の後、ハーブ関連商品の製造現場の一部を見学し、高度な製造機器と分析機器の説明を受けました。

今回は台湾の大学との交流に加え、台南の科学工業園区と台湾進出の優良企業を見学でき、非常に意義のあるフォーラムでした。次回は2年後に日本で開催される予定です。

  • 300人以上が参加したフォーラム300人以上が参加したフォーラム
  • 古山学長によるプレゼンテーション古山学長によるプレゼンテーション
  • パネルディスカッション(左から2番目が古山学長)パネルディスカッション
    (左から2番目が古山学長)
  • 企業訪問の様子企業訪問の様子