KIT Electronics Summer School 2016を開講しました

 平成28年7月4日~18日までKIT Electronics Summer School 2016と題したサマープログラムが開催されました。電気電子工学系の高橋和生准教授とオルレアン大学ポリテク・オルレアン(フランス)のLaifa Boufendi教授との連携により実施された当プログラムでは、同大学から3名の学生を迎え、さらに同大学から留学中の学生2名、日本人学生6名が参加しました。

 参加学生は5つのチームに分かれ、Arduinoを用いてシステムを構築し、「何かを作り出す」課題に取り組みました。それぞれ多国籍メンバーからなるチームが、学内での議論や試行錯誤、京都市内の探索を経て作成したのは、毎朝の準備が楽しくなる目覚まし時計や学内探索ゲーム、日仏英翻訳機など、多様な発想から生まれた装置。言語や文化の違いを生かしたユニークなアイデアが活きた提案が行われました。

 また、プログラム5日目には、コーヒーを楽しみながらプラズマについて学べる「プラズマ・カフェ」が開催されました。“The Plasma” をテーマにBoufendi教授が講演し、プラズマの基本から応用技術、そして将来性に至るまでが熱く語られました。

 本プログラムは本学SGU事業の一つである国際化モデル研究室事業として実施され、相互の教員間の信頼関係が双方の学生同士の密な交流に発展した好例となりました。今後の学生交流を一層活発化させる布石となるものであり、また次年度以降のプログラムの展開へも繋がる極めて有意義な2週間となりました。開催時期が京都三大祭りの一つ、祇園祭と重なったこともあり、京都の文化を堪能しつつ課題に取り組む暑い夏となり、参加学生からは「もう一度日本に来たい」といった声が聞かれました。

  • 各チームでの議論の様子各チームでの議論の様子
  • 作成された装置のひとつ作成された装置のひとつ
  • 最終プレゼンテーション最終プレゼンテーション
  • 参加学生とスタッフ参加学生とスタッフ