アジア昆虫バイオメディカル研究セミナー2016をタイのチェンマイ大学で開催しました

 平成28年9月8日・9日、昆虫先端研究推進センター昆虫バイオメディカル研究部門では、タイ王国のチェンマイ大学医学部に出向いて、日本学術振興会アジア・アフリカ学術基盤形成型研究拠点形成事業「アジア昆虫バイオメディカル研究ネットワークの構築」(代表:古山正雄学長、コーディネーター:山口政光センター長)のシンポジウムを、チェンマイ大学と共同開催しました。
 これは、本学の同部門を研究拠点に、タイ・マレーシア・ベトナム・韓国の昆虫科学ならびに医学生物学研究者と昆虫をモデルにした医学生物学研究のネットワークを形成し、それをアジア全体に拡大するとともに、アジアの昆虫バイオメディカル研究分野を支える若手研究者の育成推進をめざすという事業です。

 今回は2日間に渡り、タイからチェンマイ大学・マヒドル大学、日本から本学と大阪大学、韓国から釜山大学、ベトナムからホーチミン医科大学・ホーチミン理科大学・国立医学材料研究所から、20名を超える研究者が集い、昆虫バイオメディカル分野の研究発表と活発な議論を行いました。チェンマイ大学昆虫センターのメンバーを始めとして、タイ国内の大学等研究機関からも100名を超える参加者があり、シンポジウムには、本学古山正雄学長、チェンマイ大学Niwes Nantachit(ニウェス・ナンタチット)学長も出席しました。研究発表後には、タイやベトナムの研究者から、共同研究の提案や本学への大学院生の派遣に関する問い合わせが複数件寄せられ、この分野の関心がアジア諸国で急速に高まっていることがわかりました。

  • 記念撮影記念撮影
  • 山口センター長による特別講演山口センター長による特別講演
  • 会場の様子会場の様子
  • タイ側主催者とアジア・アフリカ学術基盤研究拠点形成事業メンバータイ側主催者とアジア・アフリカ学術基盤形成型
    研究拠点形成事業メンバー