本学では、学外の企業・組織から提供される具体的テーマに沿って、デザイン各領域の学生がチームを組織し、創造的解決の提案を目指す演習授業を実施しています。今回は京都府下鴨警察署からテーマを提供いただき取り組んだプロジェクトの中から、本学大学院生が制作した自転車マナーアップポスターが京都バスの車内に掲示されることになり、平成２８年１２月２１日（水）、以前から下鴨警察署の自転車マナー啓発活動に協力されている京都府立北稜高等学校において出発式が行われました。

　京都バスへ掲示されることになったプロジェクトは、「チャリチャリして委員会」と「ちりりん娘」。
　「チャリチャリして委員会」は、「よく見たらなるほど」とわかる広報を目指し、ピクトグラムの表現を用いたパターンをメインビジュアルにしたポスターを制作しました。
　また、「ちりりん娘」がユーモアを交えてポジティブに伝えるために立ち上げたのが、マナーを守らないアイドル。三人のニックネームを合わせると「軽・車・両」、自転車は車両であることを呼びかけます。デビューシングル「はじめてのフタリノリ」の告知というかたちでポスターに展開しました。歌詞のなかでマナー違反となる「二人乗り」などの箇所を「オオサンショウウオのおおたくん」が赤ペンで指摘することにより正しいマナーを伝えています。

　出発式では、本学大学院生によるプレゼンテーション、交通安全ポスターの贈呈式の後、北稜高等学校生達が、車内掲示及び背もたれが全て自転車マナーアップポスターになっている2台の京都バスに乗車しました。
　これらのポスターは、１２月２０日から京都バス６０台の車内に掲示されています。

• 京都バス車内の様子
• デザインした大学院生