Winter Textile School at KIT on JST Sakura Science Programを開講しました

 平成29年1月15日から22日まで、繊維分野の短期プログラムWinter Textile School at KIT on JST Sakura Science Programを開催しました。本プログラムは、科学技術振興機構のさくらサイエンスプランの採択を受け、繊維学系の横山敦士教授を中心として、協定校である中国・浙江理工大学から教員1名および学生10名を招へいし実施しました。
 プログラム参加者たちは、本学において、縫い目なく立体的に製品を編み上げることができるホールガーメントという編み機のデモンストレーションや、シルク廃材を用いたアップサイクルに関する特別講義等を受講しました。さらに、ワコールや村田機械といった京都に本社を置き世界的に活躍する繊維関連企業を訪問し、本学および日本の繊維分野における最先端技術について学びました。さらに、絞り染めの体験や、西陣織会館にて着物のショーを観覧するなど、京都の伝統工芸や文化にも触れました。

 参加者は全員がはじめての来日であり、プログラム初日に開催された日本人学生との交流会では、日本語や京都の名勝について積極的に質問をする姿も見られました。参加者からは、「滞在期間中に様々な体験ができ、自身の学術的な目標が見えてきた」「人々との交流の中で日本人への理解が深まった」といった感想が寄せられました。

 本プログラムを通して、本学・日本の繊維分野における最先端技術、さらには日本文化を紹介し、本学と浙江理工大学および未来を担う中国と日本の青少年が、科学技術の分野で交流を深めることができました。

  • 参加学生と教員参加学生と教員
  • 特別講義の様子特別講義の様子
  • 企業訪問企業訪問
  • 絞り染め体験絞り染め体験