機器分析センターは令和元年12月13日(金)に「機器分析センター市民講座 先端技術講座『最先端技術でものを観る』」を京都アカデミアフォーラムin丸の内(東京都)において開催しました。
この講座は同センターによる社会貢献活動の一環として、一般市民の皆様、企業の技術者・研究者ならびに大学生を対象として毎年開催されているもので、最先端技術について本学教員が専門家の立場から解説を行うものとなっており、東京での開催は今回が初めてとなりました。
はじめに堤 直人機器分析センター長から開会挨拶と本学の紹介があり、続いて、材料化学系中西英行准教授から「材料科学の最前線-流れる金属-」と題して、簡単な操作で液体のように流動する金属材料と、それを用いて高分子や繊維などの有機材料に金属を組み込んだ実例について講演が行われました。その後行われた電気電子工学系西中浩之助教の「ミストを用いた材料形成技術」では、ミスト(霧)を用いた材料形成技術の半導体製造からナノテクノロジーへの展開が講演されました。
会場には企業の技術者・研究者、一般の方、関東圏在住の本学OB・OG等から53名の参加があり、活発な質疑応答が行われ、盛況のうちに幕を閉じました。
開会挨拶を行う堤センター長
「材料科学の最前線-流れる金属-」の講演を行う
中西准教授
「ミストを用いた材料形成技術」の講演を行う
西中助教
発表を熱心に聴き入る聴講者