分子化学系 池田裕子教授、本学修了生 宮地皓佑さんらの研究グループの論文がAdvances In Engineering (AIE) にFeatured papersとして紹介されました

  分子化学系 池田裕子教授、大学院工芸科学研究科(博士後期課程)物質・材料化学専攻修了生(2021年3月博士号取得)で特任研究員の宮地皓佑さんらの研究グループが発表した論文「Study on Homogeneity in Sulfur Cross-Linked Network Structures of Isoprene Rubber」(Macromolecules 2020, 53, 19, 8438–8449)がFeatured papersとして、Advances In Engineering (AIE) のウェブサイトにて紹介されました。
 
 AIEは全工学分野における主要な国際学術誌から特に優れた研究論文を取り上げて、自社のウェブサイトで紹介しています。選考委員は世界のトップ大学の副学長や学部長、著名な学術誌の編集委員長などで構成されており、工学の全分野から1週間あたり20報の論文(全出版数の0.1%以下)が選ばれます。
 今回、AIEに取り上げられたことから本論文の学術的・工学的価値が高いことが示されました。

 池田教授らが取り組むゴム材料の構造や特性に関する研究は、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)戦略的創造研究推進事業 先端的低炭素化技術開発(ALCA)「研究課題名:加硫の技術革新による天然ゴムの新展開」の⽀援も受けながら⾏われた国内でも注目の研究ですが、AIEは世界の民間企業にその研究成果の概要を周知しコンサルティングやマッチングを行なっているため、今後の国際共同研究への発展が期待されます。

Advances In Engineering (AIE) での紹介(外部サイト)
Study on Homogeneity in Sulfur Cross-Linked Network Structures of Isoprene Rubber(Macromolecules 2020, 53, 19, 8438–8449)(外部サイト)