複数の学位取得が可能なEMJMD国際修士プログラム「WE-TEAM」に参画します

 本学は2021年(令和3年)から、ゲント大学(ベルギー)を始めとする欧州の5ヵ国5大学とのコンソーシアムにより、テキスタイル分野の国際修士プログラム「WE-TEAM(International Master of Science in Textile Engineering;国際先端テキスタイル学修士プログラム)」に参画することが決定しました。

 本プログラムは、欧州委員会による国際的な人の移動を支援する「Erasmus+計画」において実施される「Erasmus Mundus Joint Master Degrees」に2020年に採択されたもので、最終的に複数の学位の取得が可能なマルチプル・ディグリー・プログラムであり、2021年9月から第1期生のプログラムが開始されます。

 2年間の修士プログラムにおいて、学生は3大学(または4大学)に滞在し、テキスタイルにまつわる素材、製造、応用という異なる段階についてそれぞれの分野をリードする各分野世界トップの講師陣から学びつつ、領域を超えた連携の場に参画します。また、プログラムに国際的な移動が内包されているため、国際的視野と専門性の高い世界規模の人脈の獲得が可能です。本プログラムを通じて、繊維関連産業に即戦力として貢献できるテキスタイル・エンジニアを 5年間(第4期生まで)で90名程度、世界各地に輩出する計画です。

 繊維産業人材育成のための教育機関をルーツの一つに持つ本学は、以来、120年以上にわたり川上から川下まで幅広い繊維関連教育研究を行い、国内外の大学と連携してきました。このような実績を踏まえ、このコンソーシアムに唯一欧州圏外から正規メンバーとして本プログラムに参画します。

  • コンソーシアムメンバーとなる大学
    ・ゲント大学(ベルギー)【幹事大学】
    ・京都工芸繊維大学(日本)
    ・オートアルザス大学(フランス)
    ・ボロース大学(スウェーデン)
    ・西アッティカ大学(ギリシャ)
    ・バレンシア工科大学(スペイン)