山川勝史教授らの研究グループが第5回日本オープンイノベーション大賞(文部科学大臣賞)を受賞しました

 機械工学系 山川 勝史らの研究グループが、内閣府が主催する「第5回日本オープンイノベーション大賞」において「文部科学大臣賞」を受賞しました。
 日本オープンイノベーション大賞は、日本のオープンイノベーション(※)をさらに促進することを目的として、内閣府が平成30年度に創設した賞です。オープンイノベーションの取組のうち、規範となるようなもの、社会インパクトの大きいもの、持続可能性のあるものに対して、担当分野ごとの大臣賞、長官賞、経済団体、学術団体の会長賞等が授与されます。
 山川教授らのプロジェクトは、世界最大規模のスパコン「富岳」とSociety5.0を支えるシミュレーションソフト「CUBE」を活用し、飛沫・エアロゾル感染リスク評価を具現化するもので、最先端科学の成果を実社会に適用し、目に見える成果を上げたことが評価されました。

※オープンイノベーションとは
 企業、大学、研究機関、行政機関など様々な主体が、自前主義でなく、外部との連携により、研究開発能力、技術的知見、人的資源、資金等を組み合わせ、効率的・効果的にイノベーションを創出する取組。

【参考】第5回日本オープンイノベーション大賞 受賞者の決定について(内閣府HP)
https://www8.cao.go.jp/cstp/stmain/20230120oip.html

受賞内容詳細
  • 賞名:文部科学大臣賞
  • 取組・プロジェクト名称:スパコン「富岳」による新型コロナ飛沫感染リスク評価のデジタルトランスフォーメーションと社会実装
  • 受賞者:
    ・坪倉誠(理化学研究所 チームリーダー、神戸大学 教授)
    ・飯田明由(豊橋技術科学大学 教授)
    ・山川勝史(京都工芸繊維大学 教授)
    ・近藤宏二(鹿島建設株式会社 プリンシパル・リサーチャー)
    ・佐藤数行(ダイキン工業株式会社 技師(副参事))
  • プロジェクト概要:世界最大規模のスパコン「富岳」とSociety5.0を支えるシミュレーションソフト「CUBE」を用いて、新型コロナを対象とした感染リスク評価と感染拡大防止対策の提案を実施する。