京都クオリアフォーラム「博士キャリアメッセKYOTO 2023」が開催されました 

 2023年7月および11月に京都クオリアフォーラム主催「博士キャリアメッセKYOTO」が開催されました。本事業は、国や未来社会に大きな影響力を発揮しうる高度専門人材としての博士学生に対する期待のもと、「博士学生を知る」「社会を知る」「交流の場」「スキルアップ」「共に育てる」をモットーに、産学公連携団体である京都クオリアフォーラムに加盟する京都・奈良の6大学が連携して企画しており、今年で3年目、初のハイブリッド開催となりました。

説明会チラシ

 第1部(7月10日開催)では、主に「博士学生への期待とキャリアを考える」機会として、社会人博士のプレゼンテーション、博士向けインターンシップの紹介、学生と社会人の対面交流会を行い、社会人や大学院生など約140名(本学からは学部・修士学生も含め約50名)が参加しました。多様な分野の博士号を取得した社会人10名が登壇し、学生にとってキャリアモデルともなるような貴重な経験が語られました。交流会では、企業や自治体等で活躍する社会人博士と博士学生がアットホームな雰囲気のなか交流し、活発な意見交換が行われました。

第1部(7月10日開催)の様子

 

説明会チラシ

 第2部(11月7日・8日開催)では、主に「博士学生を知る」機会として、博士学生のショートプレゼン、博士学生の対面交流会を実施しました。今年は発表・質疑・交流を全て英語で行う日をあらたに設け、本学松ヶ崎キャンパス60周年記念館+オンラインで英語・日本語で2日間開催し、 社会人や大学院生など約145名が参加しました。留学生を含む博士学生46名が登壇し、自身の研究に関するショートプレゼンを行い、社会人聴講者からの鋭い質問に幅広い専門分野の学生達が応えるなか、質疑応答の時間が足りないほどに盛り上がりました。

 交流会では異分野・他大学の博士学生が一堂に集まるなか、ファシリテーターがいらないほどに盛況となり、博士学生のグローバル適応力や潜在能力の高さを垣間見ることができました。失敗歓迎の挑戦の場として企画しましたが、多くの博士学生の個性と多様なキャリアの可能性を感じられて、新たなネットワーク作りのきっかけにもなる充実した2日間となりました。

第2部(11月7日・8日開催)の様子

第2部(学生プレゼン)で、本学からは15名が登壇し、次の5名が各賞を受賞しました。
 
ベストインパクト賞 
物質・材料化学専攻 菊池 一槙さん
 
企業賞 
物質・材料化学専攻 平野 万柚子さん
物質・材料化学専攻 廣本 眞結さん
電子システム工学専攻 小澤 桂介さん
バイオベースマテリアル学専攻 SUN TONGさん

  • 左から平野さん、菊池さん、廣本さん

  • 左からSUNさん、小澤さん

※「文部科学省技術イノベーション創出に向けた 大学フェローシップ創設事業」「JST 次世代研究者挑戦的研究プログラム」に採択された京都・奈良の6大学が連携して企画し、本学は当イベントのトータルコーディネートを行っています。