京都クオリアフォーラム「本音で語る会」が開催されました

 令和6年5月15日(水)、京都・奈良の8企業・7大学から成る産学公連携団体「京都クオリアフォーラム」の主催により、「本音で語る会」が京都市中京区のQUESTION4F Community Stepsにて開催されました。

 本イベントは、企業の人事・研究開発、大学の産学連携、教育研究推進、キャリア支援など、人材育成に関して第一線で活躍されている担当者、管理職、教職員、役員の方々が一堂に会し、様々な話題を本音で語り合う場で、今年で3年目の開催となります。今年度は、自律型人材の育成にあたり、本質的で重要なものを見出すため、組織の壁を越えて本音で語り合い、次の一歩を踏み出すきっかけの場となることを目的として、およそ40名が参加しました。

 まずはじめに、京都クオリアフォーラム人材育成グループの主幹事である本学 吉本昌広 学長による開会挨拶があった後、本学 髙田隆裕 特任教授のファシリテーションのもと、各企業・大学から、各機関での人材育成やキャリアに関する最新の状況や課題、各々のユニークな取組紹介などの話題提供があり、その後、参加者一同による議論が行われました。本イベントの趣旨のとおり、各機関における実情や意見を本音で語り合う、活発な議論が交わされました。本学からは、機械工学系 山川勝史 教授より「異分野融合・産学連携大学院教育プログラムについて」と題した話題提供が行われ、異分野の博士後期課程学生・研究者の交流機会や、産学連携に学生が関わる際の秘密保持の考え方などについて意見交換が行われました。

左:開会の挨拶をする吉本昌広 学長
右:話題提供を行う機械工学系 山川勝史 教授

 その後実施された全体フリー討議では、企業・大学双方の認識や考え方、実情等さらに踏み込んだ議論が行われ、参加者が各々新たな気づきや学びを得て盛況のうちに閉幕となりました。

※京都クオリアフォーラムは、京都に根ざす大学と企業が互いの垣根を越えた交流を通して”「知」の共鳴場”を実現すること、そこから新たなイノベーションを創出し、社会実装を通して日本の科学技術、産業界に貢献して、世界をリードする人材を輩出する事を目的として設立されました。(参画機関:企業…株式会社島津製作所・株式会社SCREENホールディングス・株式会社堀場製作所・株式会社村田製作所・京セラ株式会社・NISSHA株式会社・村田機械株式会社・三洋化成工業株式会社 大学…京都工芸繊維大学・京都府立大学・京都府立医科大学・同志社大学・立命館大学・京都産業大学・奈良先端科学技術大学院大学)