匠の技を知ろう -科学の目で伝統の匠の技を知る-

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文部科学省では、文部科学行政の取り組みを広く国民にお知らせすることを目的として、大学・研究機関等との共同企画広報が進められています。
京都工芸繊維大学は、平成26年12月1日(月)より、文部科学省ミュージアム「情報ひろば」において、本学の優れた研究成果・取り組みについて、文部科学省との共同企画展示を行います。

高度な技術・技法に裏打ちされた伝統工芸品を作り出す伝統産業は、日本の発展に中核的な役割を担ってきました。しかし、経済のグローバル化、安価な輸入品の増大、更には情報革新などによる生活様式の変化や長引く不況などを背景として、伝統工芸品の売上げは低迷し、それに伴う経営難や後継者不足が生じるなど、伝統産業を巡る現状は深刻化しています。ここで求められるのは、安易に伝統産業を守るという保守的な姿勢ではなく、伝統産業の技術をいかにして現在の技術に応用していくのか、また現代に求められる伝統産業とは何であるのかを検討し、実践していくことだと考えられます。

このたびの企画展示では、科学的解釈を用いた伝統産業の暗黙知の形式知化を行うことで、匠(たくみ)の技やコツの解明を進め、伝統産業のものづくりから抽出した形式知化を現代のものづくりに、ひいては将来のものづくりに活用していくことに対する京都工芸繊維大学の取組や研究成果について紹介します。

※予約不要・参加費無料

日時 平成26年12月1日(月)~平成27年3月13日(金)
場所 文部科学省「情報ひろば」企画展示室(外部サイト)
(東京都千代田区霞が関3-2-2 旧文部省庁舎3階)
企画展示
・研究担当
京都工芸繊維大学 伝統みらい教育研究センター 濱田、舟槻、成田
TEL:075-724-7844/7850
E-mail:mirai04[at]kit.ac.jp (※[at]を@に変換してください)