先端技術研修 「生産現場のIoT システム開発入門」 技術講習会

目的:

IT(情報技術)の観点では、機械部品や電子部品の生産現場は「利用価値の高い様々なデータが時々刻々と生成される場」であり、近年では、多数のセンサーを配置してネットワーク経由でデータを収集・分析し、生産管理や設備保全、業務改善等に活用する、いわゆるIoT(Internet of Things)の導入が着目されている。この背景には、プロセッサ能力の劇的向上と、通信コスト・センサコストの低下があり、様々なクラウドサービスと併せて、導入への障壁が年々下がりつつある。

本講習会では、生産現場に適したIoT システムについて、その目的や用途から重要な要素技術にわたって、基礎から平易に解説する。特に、エッジデバイスの一種である無線センサーノードと、プラットフォーム層としての簡易web サーバーについて、実習を交えて詳解する。

先端技術研修要項(PDF)

対象者:
  • 工作機械や生産設備の設計・開発に従事する電気系技術者
  • 生産現場でのIoT導入に関心のある機械・電気系技術者
受講条件:
  • 小規模なプログラム(C言語やシェルスクリプト等)の読解または開発経験があること。
  • IoTの前提となる、組み込みマイコン、Bluetooth、webなどの基本用語をある程度知っていること。
募集人数:
8名(先着順)
※申込締切日:平成29年7月21日(金)
開催日時:
平成29年8月4日(金)9:00~17:00
開催会場:
本学京丹後キャンパス(京丹後市網野町網野3038番地の1)
受講料:
6,200円(1人)
講 師:
情報工学・人間科学系 福澤理行 准教授
福澤理行 准教授のプロフィールは「先端技術研修要項(PDF)」をご覧下さい。
実習環境:
無線センサーノード(Texas Instruments SensorTag CC2650STK 相当)
+ 開発環境一式(ノートPC ほか)
講習内容:9:00~12:00 13:00~17:00
  1. IoTシステムの用途・目的
    (ア) IoTシステムの活用モデル
    (イ) 生産現場におけるIoTの典型用途
    (ウ) IoTシステムの導入ステップ
  2. IoTシステムの基礎
    (ア) IoTシステムのアーキテクチャ
    (イ) フィールド・エッジデバイス
    (ウ) インフラストラクチャ
    (エ) サービスプラットフォーム
  3. エッジデバイス実習
    (ア) SensorTagの機能と構造
    (イ) SensorTagを用いたBLE通信
  4. プラットフォーム実習
    (ア) SensorTagデータの収集・可視化
    (イ) SensorTagのデータ活用
  5. まとめ
申込方法:
参加申込書(PDF) / 参加申込書(docx)
参加申込書へ必要事項をご記入の上、下記宛先までFax又はE-mailでお送り下さい。

京都工芸繊維大学 研究戦略推進本部 先端技術研修(公開講座)担当者 宛
FAX : 075-724-7750
E-mail : sangaku[at]jim.kit.ac.jp (※[at]を@に変換してください)

申し込み締切日:平成29年7月21日(金)

問い合わせ:
京都工芸繊維大学 産学・地域連携課(吉岡・鎌田)
Tel : 075-724-7035
E-mail : sangaku[at]jim.kit.ac.jp (※[at]を@に変換してください)