第30回KITライフサイエンスセミナー 匂いを介した植物間コミュニケーション

ポスター

 植物は植食性昆虫などから被害を受けると、揮発性物質(匂い)を放出します。この匂いは、被害を与えている昆虫の天敵を誘引することが知られています。また、この匂い健全植物が受容すると、あたかも食害を受けたかのように誘導防衛を開始します。この現象は「植物間コミュニケーション」と呼ばれ、40種以上の植物で報告があります。本講演では、演者の行ってきた植物間コミュニケーションの野外研究を中心に、植物の血縁認識、被食圧とコミュニケーション、また、この現象を農業に展開した研究を紹介します。
 演者の略歴等は案内PDFをご覧ください。

【演 者】
塩尻 かおり
龍谷大学農学部 植物生命科学科 准教授

日 時
2019年7月26日(金)13:00 – 14:30
場 所
京都工芸繊維大学 松ヶ崎キャンパス ノートルダム館3F K303 [ MAP ]
対象
教員、学生、一般の方
参加方法
事前登録無用、参加費無料
問合せ先
京都工芸繊維大学 応用生物学系
〒606-8585 京都市左京区松ケ崎御所海道町
TEL:075-724-7799
E-mail:bio_office[at]kit.ac.jp(※[at]を@に変換してください)
主 催
京都工芸繊維大学 応用生物学系
後 援
昆虫先端研究推進拠点